いま伸びる交流戦略とは?
Xを戦略的に運用する本質的なポイントは「交流」です。これはどのSNSでも変わらないことですが、Xでは特に重視すべき部分になります。
なぜなら、Xには人から人に拡散する「リポスト」という機能があるからです。この機能を使うことで、まだ始めたばかりのフォロワー数が少ないアカウントでも信じられない拡散力が手に入ることがXの最大の魅力です。
1日100いいね、100リプライなど、ただ数だけを追う交流を推奨する人もいますが、「交流する内容、交流する相手も質にこだわる」ことが、今のX戦略では最適解になります。
本記事では具体事例を含めて伸びる交流戦略をお伝えいたします。「人柄が伝わる発信」「信用される交流」を合わせることで、周りから応援/拡散されるアカウントを目指しましょう。
圧倒的なギブが始めの一歩
皆さんは、今話題の「田草川 俊」さんをご存知でしょうか?彗星のごとくXに現れた現役の楽天社員のアカウント。たった2ヶ月足らずでフォロワーを1万人以上増やし、多くの経営者や著名人を巻き込むムーブメントを起こしています。
彼が伸び始めた要因は5つあります。
①引用ポスト、リポストを使い経営者アカウントの応援と交流の可視化
②目標とするフォロワー数を宣言する企画投稿を発信し、参加した人が実際にフォロワーが増えている
③1日に数十件以上の投稿を発信し、圧倒的に努力する行動量と単純接触効果による認知を獲得
④楽天モバイルの黒字化という難易度が高いミッションを掲げている
⑤周りからの支援に対し、常に感謝の言葉を伝える謙虚なキャラクターにファンが増加
他にも、
・人気漫画のキングダムのキャラクター設定
・ユーモアある投稿
・経営者/会社員両軸の視点での有益投稿
・テキスト、画像、切り抜きを使用した変化をつけた投稿
など様々な気づきを得られる運用戦略です。
本記事ではこの中から①について皆様が活用できる交流戦略をお伝えいたします。
誰でもすぐに実践できる内容ですので、ぜひ積極的に取り入れてください。
リポスト/引用ポストによる拡散
Xの拡散機能には、リポストと引用ポストの2種類があります。
わかりやすいように田草川さんの投稿を例にご紹介します。
他者の投稿を「そのままの状態で拡散する」ことです。
自分のアカウントでリポストをすると、自身のフォロワーにリポストした他者の投稿を届けることができます。応援したい内容や、共感できたこと、シェアしたい有益情報など、ボタン一つで簡単に拡散可能。
相手にとって「大切な投稿=プレスリリース、記事、書籍出版、他記念日など」をリポストすると、相手にも伝わるため喜んでもらえます。
一定時間(6時間〜12時間)が経過すると、拡散の効果はなくなるためリポストを解除すれば、自身のタイムラインも元に戻るため、気軽に応援できるためオススメのギブ行動です。
相手の通知欄には下記のように表示されます。
<実際の通知欄> ※こちらは私のアカウントの通知欄から共有しています。
他者の投稿を「自身のコメント付きで拡散する」ことです。
リポストと同じように、自身のフォロワーに他者の投稿をシェアできるだけでなく、共感したこと、応援、賞賛、口コミなどコメントをそえて拡散できるため、リポストよりも相手に気持ちが伝わりやすいのが特徴です。
この機能で、相手にとって大切な投稿を応援できたり、感謝の気持ちを伝えたり、サービスを利用して口コミを広げたり、SNS上で最も重要な「他者からのリコメンド」をギブすることが出来るのです。
リポストも喜んでもらえますが、引用ポストは書き方次第で相手に感動を与えられるため、積極的に活用することで圧倒的なギブを届けられます。
この機能を使えば、自身のアカウントがまだフォロワー数が少なくても、著名人や大手企業の経営者に印象付けることも可能です。
これだけ応援/ギブをされたら、見ている第三者にも人柄が伝わるため応援やお返しをしたくなりますよね。
自分の大切な投稿を応援してもらえるのは嬉しいことなので、上記のような投稿に対しては積極的に引用ポストを活用していきましょう。ただし、下心が感じられる引用や機械的な連投は逆効果になりますのでご注意ください。
さらに通常のリポストと比べ、引用ポストは相手の通知欄でも目立つため、印象に残りやすくなることもオススメする理由です。
<実際の通知欄の表示> ※こちらは私のアカウントの通知欄です
このように非常に効果的な引用ポストですが、デメリットもあります。リポストと違い、1投稿としてタイムラインに残ってしまうことです(消すことは可能)
そのため、あまり連投をすると自身のオリジナル投稿が埋もれる乱れたタイムラインになりますので、適切な量での活用をオススメいたします。
引用ポストを使ったコミュニケーションの可視化
もう一つ引用ポストの大きな効果は、他者とのやり取り(コミュニケーション)を可視化できることです。
通常はコメント欄で行うやりとりを引用ポストを使い目立たせることで、
・自身の投稿への賞賛や自身の成果報告がさらに多くの目にとまり
・著名人とのやり取りを可視化することで、ハロー効果が起こり
さらに多くの人からの興味/関心を惹きつけられるため、想像以上に効果の大きい交流戦略です。
ただし、経営者の投稿の場合は、今回の例のようにあからさまなハロー効果狙いは逆効果になる可能性もあるため、誰に対して使うべきか、相手の特性や人柄を理解したうえで活用ください。
まとめ
ビジネスでもリアルでも、惜しみないギブをしている人は周りから信頼され、最終的には大きな恩恵が自身に返ってきます。
これはSNSでも同じことがいえるので、はじめは特に引用ポストを活用して応援したい仲間や、著名人との交流を積極的に取り入れていってください。
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